蒸し暑い夏や寒い冬に活躍してくれるエアコンは、現代社会では欠かせない家電製品です。
ですが、家庭にある電化製品の中で最も消費電力が多いのがエアコンと言われています。
一般的な家庭が消費する電力量の30%をエアコンが占めるとも言われ、地球温暖化や原発の稼働停止などによって節電が必要な現代では、省エネ・節電する必要がある家電製品の筆頭格となっています。
このページでは「エアコンの節電方法」「エアコンの正しい使い方」などのエアコンの省エネ・節電に関する知識を紹介します。
エアコンの節電方法
House cleaning market が
エアコンについて紹介しています。
夏:冷房運転時の節電方法
■ 設定温度は適温に 人間の身体は風速1m/sで体感温度が1度下がると言われ、扇風機の風に当たれば2度~3度ほど体感温度が下がりますので、扇風機を併用するなどして、設定温度を28度にしましょう。 扇風機がない場合、温度は下げずにエアコンの風量を強くするだけでも体感温度が下がり消費電気が少なくなります。 さらに、1日1時間、使用時間を減らすだけでも大きな省エネ効果があります。 また、エアコンは、起動時にすばやく冷やそうとして一番電力を使いますので、こまめなオン・オフは絶対やってはいけません。 設定温度を26度から28度に上げた場合(+2度の場合) … 節電効果 10% |
■ 窓からの日差しを和らげる 直射日光が当たっていた部屋のカーテンを閉めることで、室内温度が1度~2度下がります。 外気の熱さを遮断して効率よく冷房することが出来ます。 明るさを維持したい場合には、“遮熱レースカーテン”などがおすすめです。 直射日光が当たらない部屋にする(室内温度-2度の場合) … 節電効果 10% |
■ 室外機の周囲に物を置かず風通しをよくする 冷房運転時の室外機は、室内で奪った熱を排出しいるため、空気の流れを妨げるとエアコンの効率が悪くなります。 室外機の周りに物を置かず風通しをよくすることで効率よく冷房することが出来ます。 また、室外機に直射日光があたり熱くなり過ぎれば、室外機は熱を捨てるために最大負荷で運転し続けることになります。 室外機に日陰を作り直射日光を避けることも重要です。 直射日光があたる場合には“エアコン室外機用パネル”などがおすすめです。 |
冬:暖房運転時の節電方法
■ 設定温度は適温に まずは、自分自身が暖かい服を着るのが大切です。ダウンベストなどを着用すればそれだけでも、かなりの暖かさになります。 また、足を暖めることにより身体全体が効率よく暖かくなります。 設定温度を22度から20度に下げた場合(-2度の場合) … 節電効果 7% |
■ 窓には厚手で長めのカーテンを掛ける 雨戸を閉めたり、2重サッシにすることで、窓からの冷気を遮ることが出来ます。 それらがない場合でも、窓とレース・レースとカーテンの2つの空気の層を作ることで、窓からの冷気を遮ることが出来ます。 カーテンの長さは床ぎりぎりがポイントで、さらにレース・カーテンの両方に断熱性があると、さらに暖房効率はアップします。 |
■ 最近のエアコンは省エネ イメージだけで「エアコンは消費電力が高い」と思いこみ、設定温度を下げて他の電気暖房器具と併用する事で、エアコンだけを使用するよりも消費電力が高くなる可能性が高いです。 ランニングコストがもともと高い電気式床暖房は当然ですが、ホットカーペットなどとの併用も意外に多くのエネルギーを消費します。 電気式床暖房はもちろん、電気ストーブやハロゲンヒーターなどの電気暖房機器は、最近のエアコンよりも消費電力が高いです。 省エネ・節約するためには、暖房機器は一つで充分な温もりを得られるものを選びましょう。 |