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浴室床材「フラッグストーンフロア」の掃除方法

House cleaning market ではハウスクリーニング後の、
浴室のお手入れ方法を紹介しています。

パナソニックの浴室床材「フラッグストーンフロア」の掃除方法

ハウスクリーニングを行っていると、お客様から、パナソニックのシステムバスルームに使用されている「フラッグストーンフロア」についての相談を受ける事がよくあります。
たいていの場合、灰色だった床が水アカで白くなっていたり、白かった床が茶色っぽくなていたりするのですが、汚れが付きやすいうえに、汚れがなかなか落ちないようです。
このページでは、フラッグストーンフロアの特徴や、キレイにお掃除する方法を紹介していきます。

フラッグストーンフロアの特徴

メーカーのカタログを見てみると、フラッグストーンフロアは、樹脂性の床材に、ガラスビーズを混ぜた特殊なシートを合わせることで、傷つきにくさをプラスした床材で、お掃除しやすく簡単なお手入れでキレイが長持ちする床だと書いてあります。
また、フッ素系新素材層で、落ちにくかった床の汚れも軽くこするだけでキレイになるようです。
ただし、「効果を維持するためには、お掃除が必要です。」とも書かれています。

次に取扱説明書を見てみると、お掃除には毛先の柔らかいブラシを使用するように書いてあります。
また、メラミンスポンジやコンパウンドなどの研磨剤入りクリーナーは使わないようにと書いてあり、さらに、研磨剤入りのスポンジは表面を傷つけるので絶対に使用しないで下さいとも書いてあります。

TOTOのカラリ床の場合には、床の汚れが目立ってきたら、浴室用のクリームクレンザーなどの研磨剤入りクリーナーを使用して、樹脂性のブラシでこすり落として下さいと、取扱説明書にも書いてあるのですが、フラッグストーンフロアは、カラリ床に比べてかなりデリケートな床材のようです。
本来は水はけの良いお掃除しやすい床材ですが、効果を維持するためには普段のお手入れが必要不可欠であり、普段のお手入れを怠って簡単には落とせない汚れが付いてしまうと、床材を傷つけることなくキレイにお掃除することが、特に難しい床材とも言えます。


浴室の床に付着する汚れの種類

浴室の床に付着する汚れには、身体から洗い流した人間の垢や皮脂、石鹸カス(金属石鹸)や水垢、カビや細菌など、様々な種類の汚れがあります。
どの汚れも付着して間もない汚れであれば、浴室用の中性洗剤で簡単に落とすことが出来ますが、これを放置して時間が経過してしまうと、固着して落とすことが難しくなってしまいます。
汚れにはそれぞれの特徴がありますので、固着した汚れを落とす場合には、それぞれの汚れに合った洗剤で除去する必要があります。

●身体から洗い流した人間の垢や皮脂
身体から洗い流した人間の垢や皮脂は、弱酸性の汚れです。
酸性の汚れは、アルカリ性の洗剤で中和することにより落とすことが出来ます。

●石鹸カス(金属石鹸)
石鹸カスとは、浴室の壁や浴槽の横側、バスボウルなどに付いた白いモヤモヤした汚れです。
これは、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの金属成分が、石鹸成分の脂肪酸イオンと反応して金属石鹸(脂肪酸カルシウムや脂肪酸マグネシウム)に変化したもので、アルカリ性の汚れです。
アルカリ性の汚れは、酸性の洗剤で中和することにより落とすことが出来ます。
ただし、厚く積もってしまうと簡単には落とせませんので、クリームクレンザーなどの研磨剤の物理的な力でこすり落とす必要があります。

●水垢:カルシウム質
カルシウム質の水垢は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの金属成分が、水が蒸発した時に残ったもので、石鹸カスと同じくアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤で落とすことが出来ます。

●水垢:ケイ酸(シリカ)質
ケイ酸質の水垢は、水道水に含まれるケイ素が水が蒸発した時に残ったもので、ケイ素は化学的な結合力がとても強いため、時間の経過とともに高分子量化して硬くなり、強固な水垢(硬質スケール)に変化していく特徴があり、ケイ酸質の硬質スケールは不溶性の水垢になります。
ケイ酸質の水垢は、酸性の薬品に対して高い耐性を持つ特徴があり、酸性の洗剤では溶かすことが出来ないため、クリームクレンザーなどの研磨剤の物理的な力でこすり落とす必要があります。

●カビや細菌
お手入れの行き届いていない浴室は、カビが発生・繁殖する条件が揃った場所です。
また、排水溝まわりなどに出来るピンク色の汚れなどは細菌による汚れです。
一般的な浴室ユニットは、カビや細菌が付着しても除去しやすいツルツル面が多いので、基本的には中性洗剤で除去することが可能ですが、除去できない場合には塩素系漂白剤で殺菌・漂白する必要があります。
また、浴室の空気中を漂うカビ胞子が床面に生成する石鹸カスや水垢などと一緒に固まることで、床面の黒ずみ汚れになる場合もありますが、その場合には、石鹸カスや水垢ごと除去する必要があります。

汚れの種類によって使用する洗剤が変わってくるのが浴室のお掃除の面倒くさいところで、さらに床面の場合、1種類の汚れだけが付着することは考えずらく、付着した汚れを放置すると、必ず複数の汚れが混ざり合った複雑な汚れになってしまいます。
様々な種類の汚れが複合した汚れは、お掃除するのも大変です。
また、浴室の汚れの中で、特に除去することが難しいのがケイ酸(シリカ)質の水垢で、ケイ酸質の水垢は、時間の経過とともに高分子量化して硬くなると、薬品で溶かすことが出来ない不溶性の汚れになってしまうため(溶かせる劇物もありますが、危険なので浴室のお掃除で使用することは出来ません)、洗剤による化学的な方法ではなく、研磨剤などによる物理的な方法によって除去する必要があります。


フラッグストーンフロアの掃除方法

フラッグストーンフロアはとてもデリケートな床材だと思われますので、お掃除する時は、浴室用の中性洗剤を使って柔らかめのブラシやスポンジで洗浄するのが基本です。
硬いブラシや研磨剤を使用することで、表面が傷付いて汚れが付きやすくなる可能性があります。
また、強力な酸性洗浄剤を使用することで、表面の特殊シートを痛める可能性があります。
基本的には、床の汚れを軽くこするだけでキレイになる床材なので、水垢などの汚れが付着しないように日々のお手入れをしっかりやり、汚れが付着した場合には、すぐに中性洗剤と柔らかいブラシで軽くこするなどして汚れを取り除くことが重要です。
ただし、汚れを放置することで固着してしまった場合には、他の方法でお掃除する必要があります。

①アルカリ性の洗剤
フラッグストーンフロアは酸性の洗剤に対してあまり強くないようなので、まずは無難なアルカリ性の洗剤(重層でも可能)でお掃除します。床面のデコボコを洗浄するには、凹凸面ブラシなどが便利です
アルカリ性の洗剤は、酸性の汚れを中和することで除去することが出来ます。

②酸性性の洗剤
アルカリ性の洗剤で落とすことが出来ない汚れは、アルカリ性の汚れか不溶性の汚れだと思われますので、酸性の洗剤(クエン酸でも可能)でお掃除する必要があります。
石鹸カスやカルシウム質の水垢はアルカリ性なので、浴室のお掃除には酸性の洗剤は必要不可欠ですが、酸が強い洗剤(サンポールなど)は金属を腐食させたり床材などを変色させたりします。
必ず浴室用の酸性洗剤を使用して、トイレ用の酸性洗剤などは使わないことが重要です。
酸性の洗剤は、フラッグストーンフロア表面の特殊シートを痛める可能性がありますが、中性やアルカリ性の洗剤で落とせない以上、酸性の洗剤に頼るしかありません。
強い酸性洗剤を使えば、表面の特殊シートを痛める可能性があることを理解した上で使用して下さい。
洗剤の取扱説明書をよく読み、使用方法を守ることも重要なポイントです。

③研磨剤入りの洗剤(クリームクレンザー)
アルカリ性や酸性の洗剤では落とせない汚れは、汚れの層が厚すぎるか不溶性の汚れだと思われますので、研磨剤入りの洗剤(クリームクレンザー)で物理的に研磨する必要があります。
ただし、フラッグストーンフロアの取扱説明書では、メラミンスポンジや研磨剤入りクリーナーは傷が付くから使わないようにと書いてあります。
表面の特殊シートにダメ―ジを与えないことを優先するか、汚れを除去することを優先するか、この段階でどちらを選ぶか自分自身で決める必要があります。
フラッグストーンフロアが水垢で真っ白になっている場合などは、本来の水はけの良さは見る影もなく、表面の特殊シートによる汚れ防止効果もほとんど意味を失っています。
また、フラッグストーンフロアに固着した水垢は、表面を痛めないようにやさしく洗浄しても取れません。
表面の特殊シートに傷が付いたとしても、浴室のコーティング剤などで細かいキズを塞いで汚れの再付着を防止する事が出来ますので、研磨剤による物理的な研磨+コーティングがおすすめです。

基本的なフラッグストーンフロアのお掃除方法は以上の3段階になります。
ただし、フラッグストーンフロアは他の床材(カラリ床など)に比べて、固着した汚れが落としずらいように思います。
汚れが固着したフラッグストーンフロアをキレイにお掃除しようと思えば大変な作業になりますので、石鹸カスや水垢などが付かないように日々のお手入れに気を使うことが重要です。


フラッグストーンフロアの汚れを目立たなくする方法
フラッグストーンフロアは濡れている状態ではあまり汚れは目立たずに、乾燥して乾いた状態になると汚れが目立つ床材です。(特に灰色の床)
そのため、コーティング剤を塗布することで汚れを目立たなくさせることが可能です。
出来ればキレイにお掃除してからコーティング剤を塗布することが望ましいですが、濡れた状態でも目立つ汚れさえ除去出来れば、乾いた時に出てくる汚れは取りきれなくても、コーティング剤を塗布することでキレイな床に見せることが出来ます。
汚れをコーティングの下に閉じ込めてしまうわけですから、はっきり言っておすすめできる方法ではありませんが、簡単に汚れを目立たなくする方法とも言えます。
フッ素コートなどのすぐに剥がれてしまうコーティング剤ではあまり意味がありませんし、シリコン系などのコーティング剤でも剥がれればまた汚れが出てくることにはなりますが、床材に傷を付けたくない場合には、上からコーティング剤を塗布するという方法もあります。
ただし、弊社では何か問題があっても責任は取れませんので、自己責任でお願いします。
浴室のキレイをキープするために便利な家事代行
浴室のキレイをキープするために大切なことは、定期的に浴室全体のお掃除をすることです。
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定期的に2週間に1度、浴室を中心に水まわりなどのお掃除を2時間頼んだ場合には、交通費も合わせて1カ月9,160円という1万円を切る金額で代行してもらうことが出来ます。

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